FMVブログ【3th】敏感なわたしが自信をなくさず頑張れた『モチベーションアゲアゲ法』!
1 私は、音声アーティストに、なる!
ボイストレーナーのまりりん先生はプロのナレーターさんで、テレビのナレーションやCM、レッスンなど数多くの音声のお仕事に従事されていらっしゃいました。
私よりもお若く、優しい感性の持ち主でまさしくアロマボイスという代名詞が似合う響きのあるお声の持ち主でした。その感性と響きのあるお声のようになりたいと思い
セッションを受けることにしました。
自分の代名詞にできる「声のアーティストを目指す道」がわかってから、具体的にやること、準備することがでてきました。
まりりん先生のセッションはレッスンを受けたあとどのような道が開かれるのかという先まで全体的にしっかりモーラし、話してくださいました。
「声のアーティストを目指す」というフレーズがすっかり気にいってしまいました。
とても目標をわかりやすく説明してくださり、すっかり、わくわくしてしまいました。
何を、どのように目指したらよいかが明確でわかりやすかったからです。
それは、実践を中心にレッスンを受け
受けながら、ナレーターの仕事をしていけるというものでした。
その為には、まず音声収録のために宅録の機材がいるのですが、何度、名前を聞いても覚えられないレベルのはじめてさでした(笑)
まず、マイクに種類があること。
マイクによって収録の声の質が変わるというのは理解しましたが、どれが自分にあっているかなどはわかりませんでした。
気が流行りビジネス用のワイヤレスマイクセットを何本も買う失態もしました(苦笑)
また、音声収録のパソコン編集機能もたくさんありましたが、どれも初めてで馴染みがなく音声編集ソフトのAdobe Auditionは、説明が英語で、よく読まなっかたこともあり難しく感じて使いこなせませんでした。
本格的でプロを目指す方ならではの充実した機能だと思いました。
もう少し、簡単にできるのがWavePadです。
どちらも、購入しました。Adobe Auditionは月払いで契約していたので
すべてが無駄になったわけではありませんでした。ですが解約金はかかりました。
迷ったときは、一括購入せずに毎月払いで様子を見るのも方法だと思いました。
マイクを用意し、パソコンに編集ソフトを入れたものの、困ったことに気分はそれほど上がりませんでした。
なぜなら、
使いこなすことができなかったからです。
例えば
旅は好きだけど
地図を見るのは苦手とか。。。
旅をするためにわざわざ日常で地図を見る練習します?
しかも、苦手となれば必要に迫られなければなかなか取りかかれないものですよね?
応募で落ち続けていた私には使う練習がなかったんです。
正直に言うと音声アプリで満足してました。
それを、厚かましくもまりりん先生に提出していたわけですが(冷や汗)
だいぶ許容していただいたお恥ずかしい話です。ですが、おかげで一ついいことがありました。
2 敏感な私が自信を無くさずにモチベーションをアゲアゲにできた方法
本来なら応募先の音声を聞くとか、ユーチュブやテレビのナレーションを
真似るなど
たくさんしたほうがいいと思います。が、それで自信をなくしてしまったり、思うようにいかなくてがっかりしてしまい継続できないとしたら?
好きで、楽しいことをするのも一つの方法ではないでしょうか?
というか、それぐらい無欲で、レベルが無い意識だったのです。
やったことは
音声配信で毎朝のラジオ
配信許可を頂けた、大好きな人達の140文字の作品を朗読
知り合いのブログの朗読
音楽紹介のPV
シナリオサンプルを朗読
レッスンで使われた原稿を復習
早口言葉
レッスンの課題とは別に日常的に好きで自分が続けていたことです。
それを本気でやりました。やることは変えずに質を上げようと気持ちを切り替えたんです。
これは楽しい上に、着実に読む・話す力をつけてくれました。
しかしながら、なんといっても
一番、劇的に変わったのは
50本のナレーションのお仕事をしてからです。
5 待ったなしの宅録50本ノック
仕事を受注するために早々に50本仕事をしたという実績と経験がほしいと、まりりん先生から伝えられました...
そのときWebで公募されていた案件が「まとめて5本納品を長期継続できる人材」だったので、もし起用されたなら、数のノルマは達成できます。
ですが、フルタイムの仕事をしながら果たしてやりきれるのかなと不安でした。
そこでまりりん先生に相談しました。
すると、まりりん先生が「ちよかまさんなら1日で、まとめて5本ぐらいできちゃうから大丈夫ですよ。」とさらっと言うんです。
あまりにさらっと言うので、
あ、そうゆうものかと素直に思えて申し込みました。
1日一本のペースで休みの日に少し多くやればなんとかなるだろうと。
ラジオや配信関係で音声収録の時間配分がわかっていたので目算できて、依頼をスムーズに受けられました。
だた目算(もくさん)違いだったのは、収録に時間はかかりませんが、編集に時間がかかりました。
例えば仕上がり20分の音源を2時間かけて編集するなどです。
収録の合計時間と編集時間を合わせると...フルタイム勤務のあと、夜中に3時間近くこういった作業を繰り返していました。
6 やりたい仕事だから本気で自分を変えようと努力した結果...
納品先のクライアント様からは
読み方は毎回褒めてもらえたのですが、
漢字の読み違いや文章を飛ばして読めてなかったり、このような時は後から連絡が来たりしました。
これまでも、こういった細かいミスは人生でつきませんでした。何度反省しても、繰り返してしまう...
わたしが舐められる原因にもなっていて、半ば諦めていた悪い癖でしたが、
どうしてもやりたい声の仕事だったので、これまでになく注意し、事前に抜けや漏れがないよう必死でチェックしました。
これも大きな変化だと思います。
慣れてくると1本の収録・編集にかける時間が短くなり、気持ちに余裕ができました。
クライアント様との信頼関係もできるので、
本数を調整したり納期を長めに設定してもらうなど、環境作りができました。
また嬉しいことに、クライアント様側から契約の値段を引き上げてもらえて、やりがいとなりました。
クライアント様にもよるので、良い先方さまに巡り会えたと思います。
7 仕事としてお金をもらって「声」を提供して、変わったこと
接客業や合唱部だったことから、声音には少なからず馴染みがありました。
それが仕事として毎日何時間も収録・編集作業を繰り返す中で一番不思議だったことは、どうしたら
テレビやラジオから聞こえる喋り手のような、ひと声聞いたら「プロだ」と違いがわかる声になれるのかということでした。
実際、声の違いはわかってもどうすれば自分がそうなれるのか分からなくて...
分からな過ぎて、もうそれでも良いような気持ちがしてしまっていました。
プロではないけれど、一般の人よりは
ちょっと慣れている。
という中途半端な感じだからです。
多分、声の仕事をすると真剣に考えなければ満足していたかもしれません。
個人レッスンからグループレッスンに変わり、若い方がたと一緒になったとき
若い方の清々しさや誠実さなど、それぞれの声の良さと自分を比べてしまい、
同じようにはもう若い声はできないことがショックでしたが、
まりりん先生は「逆ですよ。どんなに頑張ってもお年を重ねた、味のあるナレーションや声は、真似ができないんですよ」とほめてくださいました。
そして、自分の声の特徴を自覚できるようになったのは、50本を収録し終えてからです。
私、意外に声が低いんです。そこ、気に入っています。
また、息の多いウィスパーボイスぽいところも、気に入っています。
実践中心のレッスンではそれぞれのナレーターや歌手の方の声の違いが、発声の技術の違いにあることを学びました。(すみません、詳しい内容はまりりん先生がデリートしちゃいました(笑))
レッスン以外の練習はカラオケボックスや家ではお風呂で練習しました。
お風呂やトイレが一番防音されているように感じるからです(笑)
一番初めにむずかしかったことは、息をまっすぐ前に遠くはくということです。
マイクに声を”のせる”という考え方も教わりました。
人気ナレーターさんの真似をすると良いと教えて頂き、よのひかりさんや逸見友恵さんの声を聞いて練習したりしました。
最近のモチベーションは、ひと声聞いて違いが出るようになりたいという思いです。
いまもまだまだ、勉強中で充分ではありませんが
わくわくしながら「音声アーティスト」を目指していきたいと思います。
ちよかまのFMVブログ『44年間 自分を活かせなかった私が 人に認められる能力を発見できたワケ』はFMVメンバーちよかまが綴る、実体験に基づくエッセイです。